2009.11.14

洋書:中世戦史「The Renaissance at War 」

来週のTOM5に向けて中世気分を高めようと、
スミソニアン戦史シリーズ「The Renaissance at War」を購入しました。

これ東洋書林から翻訳が出ている「図説 古代ギリシアの戦い」
「図説 古代ローマの戦い」と同じシリーズだそうで、
もし邦題を付けるなら「図説 中世ルネッサンスの戦い」になるのかな。

扱うのは1450年から1610年頃までで、日本の戦国時代とまるかぶり。
カンブレー同盟戦争だのユグノー戦争だの80年戦争だの、
いずれも日本語で読める書籍が少なく、ウォーゲームも限られてますが、
ミニチュアゲームの世界では人気ジャンルなんでしょうね。

前半は兵科の解説で、第一章「The New Fury」で火砲と攻囲戦を、
第二章「The New Legions」で歩兵と火燧銃、輜重隊を、
第三章「The New Caesars」では騎士とピストルを採り上げています。

特に火砲の開発過程、射程距離などの性能も詳しく紹介され、
砲兵隊が携行した装備(釘やストーブ、ショベル)の数も列挙されてます。

後半は、ルネッサンス期戦役の解説で、
第四章「Cross versus Crescent」は、キリスト教vsイスラム教を軸として
ロードス島やマルタ島の攻囲戦、アルカサルキビル会戦を図解。

第五章「Duelling Kings」は、ハプスブルグ家とヴァロア家の戦争が主で、
カンブレー同盟戦争ラヴェンナ会戦、イタリア戦争パヴィア会戦を図解。

第六章「Faith versus Faith」は、フランス宗教戦争/ユグノー戦争や、
80年戦争/ネーデルランド独立戦争を扱い、アントワープ攻囲戦を図解。

とにかくカラー図版が多いので、僕のような洋書初心者にも読みやすいです。
その分、突っ込みは浅く、文章量は物足りないかもですが、
ルネッサンス期の戦争をざっと俯瞰したい方にはオススメです。

ちなみにTOM5で行うフォルノヴォ会戦の記述はちょっとですが、
そちらについては、また別に一冊買ったので届いたら紹介いたします。

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2009.11.09

初対戦「百年戦争ポワティエ会戦 Poitiers 1356」

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よっしーさんとVae Victis誌26号「Poitiers 1356」を初対戦しました。

「Au fil de lEpee」シリーズ第一作の百年戦争ポワティエ会戦ですが、
ルールは最新ver.7.2を採用。このverでは騎士突撃が強化され、
射撃結果表の改訂によりフランス軍クロスボウ部隊が弱体化されてます。

イングランド軍をよっしーさんが、フランス軍を僕が担当。
主な勝利ポイントは、敵ユニットの除去によって得られますが、
中世らしいなーと思ったのは、敵指揮官は殺すより捕らえた方が得って事。
貴族をとっ捕まえて身代金を要求する中世って怖いwww

さて展開も、恐ろしいほどに史実通り。
イングランド軍ロングボウ部隊が、攻め寄せるフランス軍に雨あられと矢を浴びせ、
フランス軍第一波のクロスボウ部隊はことごとく2ヘクス敗走するハメに。

このゲーム、敗走ユニットは自軍ユニット上を乗り越えて後退できますが、
乗り越えられたユニットは二次敗走チェックをしなければならないため、
なるべく間を置いて配置するか、広く横一線に展開すべきです。

そこでフランス軍は、二次敗走を避けるため両翼に広く展開。
しかし高地に登った右翼第二波は、またもロングボウに射られて敗走し、
左翼第二波は、イングランド騎士団から突撃くらって苦戦を強いられます。

運良くイングランド弓兵の機会射撃をくぐり抜けて、白兵戦を挑んでも、
敵を疲労させるか、1ヘクス押し戻すのが関の山で、
むしろ強制的な戦闘後前進によって窮地に陥る場面もしばしば。

そうこうするうち、イングランド騎士団の執拗な突撃に耐えきれず、
フランス軍左翼ユニットが次々に敗走して壊滅。
そこから地図盤端に追い詰められ、最終ターンを前にフランス軍投了となりました。

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やはりイングランド軍有利に組み立てられたゲームなので、
フランス軍が勝つのは難しいのですが、まあ中世会戦ゲームってそんな物だし、
初心者さんにイングランド軍を受け持ってもらえば、入門編として機能するかと。

イングランド軍も部隊の戦術運用で悩むだろうし、
実際、僕もよっしーさんも久しぶりのユニット捌きを堪能しました。
まあ、そういう部分だけでも楽しめれば御の字でしょうね、この手のゲームは。

ただしこのシリーズ、現在30作も出ているので、どれが一番面白いのか、
またこのポワティエ会戦がシリーズ内ランキング第何位なのか、
その辺りは不明なので、他の会戦も遊んで検証してみたいと思います。

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2009.11.08

初対戦「Storms of Steel ! 第158国営農場」

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今日は、よっしーさん宅にて「Storms of Steel !」を初対戦。

新たに登場した航空機(スツーカとシュトルモビク)が使いたかったので、
ファイアファイト4「第158国営農場」オプション2.2を選びました。
(お、このシナリオ書いたの「SQUAD LEADER」のジョン・ヒルじゃん!)

攻撃側ドイツ軍はよっしーさん、防御側ソ連軍は僕が担当。

序盤、ドイツ軍はH03の農場目指して前進し、
第3ターンには、ドイツ軍にIII号h型、IV号f2型戦車の来援を得るも、
なかなか農場に近づけず、ドイツ軍擲弾兵の損害も増してやや苦戦。

第4ターンには、ソ連軍にT34cx2、T34bx1が登場。
ドイツ軍は、装甲の堅いT34部隊に手こずりますが、
第5ターンに待望のスツーカを得て、早速これをソ連戦車隊へぶつけ、
ワンヒットを喰らっていたT34cを見事に撃破してみせました。
しかしJ11の勝利条件ヘクスに突っ込んだ装甲擲弾兵部隊が、
ソ連軍SMGユニットの機会射撃を浴びて除去され、状況は一進一退。

第6ターンには、ソ連軍にシュトルモビクが駆けつけ、
アクションカードでAPを増強した機は、IV号f2型、ハノマーク装甲車を次々撃破し、
さらに農場へ突入したドイツ軍擲弾兵も除去する鬼神の如き活躍!

ドイツ軍も二機目のスツーカを投入し、T34cを再び吹き飛ばしましたが、
シュトルモビクにより地上部隊が一掃されてしまい、ソ連軍勝利が確定しました。

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さて「SoS」で大きく改訂された活性化ルールですが、これは感触良好。
旧作では、先攻プレイヤーが主導権を握ってターンを支配できましたが、
今作では、一手ずつ打ち合う同時進行ゲームに変化したため、
先攻の有利さは薄れ、お互い能動的にプレイできるようになりました。

個人的には、旧作より競技性ゲームとして面白くなった気がしますね。
特に後攻プレイヤーは、受け身に徹するだけでなく柔軟に対応できますし。

ま、今回は地上攻撃機が活躍し過ぎたものの、
サクサク楽しめる戦術級ゲームとして、より良い進化を遂げたと思います。
旧作ファイアファイトも、新作ルールで遊んでみたいですね。さすがの傑作!

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2009.10.31

VaeVictis誌81号「Epees et Hallebardes 1315-1476」

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Vae Victis誌81号も、付録の「Au Fil De L'Epee」シリーズ目当てに購入。
いずれもスイス軍を主役とした3会戦を収録してます。

 ・モルガルテン会戦(1315)…シュヴィーツ軍vsオーストリア連合軍。
  オーストリアの大軍が狭い隘路に引きずり込まれ、
  急斜面からシュヴィーツ騎兵の攻撃くらって敗退。まるで桶狭間。
  (でも桶狭間って本当は谷間じゃないんですよね)
  
 ・ゼンパハ会戦(1386)…スイス同盟軍vsオーストリア軍。
  スイスの民兵ウィンケルリートが自らを犠牲にして、
  オーストリア軍のパイクを次々とへし折ってスイス軍を勝利に導いたとか。

 ・グランソン会戦(1476)…シャルル剛胆公のブルゴーニュ戦争。
  逐次戦力投入するスイス軍を、ブルゴーニュ軍砲兵が打ち負かせるのか?
  スイス軍が戦闘中に跪いて祈り始めた、と云うシーンこそ表紙イラストです。

グランソンとゼンパハ会戦はA3マップ、
モルガルテン会戦のみA4マップかつ、普通のページに印刷されててペラペラ。
面白いと思ったのは「スイス兵」がひとつの兵種として区分されてる事ですね。
一番興味あるのは、ハンドガンや砲兵も多く出てくるグランソン会戦かな。

オススメ参考図書は、勿論メンアットアームズ「戦場のスイス兵」です。

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2009.10.30

VaeVictis誌62号「La Croix et L'epee」

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「Au Fil De L'Epee」シリーズ目当てにVae Victis誌62号を購入。

本号の付録は、シリーズ屈指の大会戦(と言ってもハーフマップですが)、
カトリック連合軍vsムワッヒド朝イスラム連合軍が激突する、
国土回復戦争、ナバス・デ・トロサ会戦(1212年)がテーマです。

総勢5万のカトリック軍を、イスラム軍は12万以上の兵で迎え撃つも、
カトリック軍のナバラ王サンチョ7世が自ら突撃を敢行し、
イスラム軍の本陣テントまで斬り込む活躍を見せて勝利したそうな。
いや、まさに表紙イラストがその突撃シーンを描いてます。
さしずめ日本武将で例えるなら川中島の上杉謙信ですな。

ユニットもカトリック軍約80個、イスラム軍約90個とさすがの多さ。
特に目立つのは、カトリック軍聖堂騎士団の黒ユニットたちで、
シリーズ最強と思われる練度7を誇るその偉容は、
まさにカトリック軍のSS装甲師団的存在に思えます。

この敗戦を境に、イスラム勢力は退潮したそうだから、
言うなれば「天下分け目のナバス・デ・トロサ」でしょうか。
ただし他の小さなゲームで本システムに慣れたうえで遊ぶべきボリュームです。

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2009.10.29

VaeVictis誌45号「Au Fil De L'Epee」

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Vae Victis誌45号も購入しました。
2作目ながらも、シリーズ名となった「Au Fil De L'Epee」が付録。
収録されてる4会戦を、おおざっぱに書くとこんな感じでしょうか↓。

 ・ミュレ会戦(1213)…アラゴン軍がアルビジョワ十字軍の籠もる城塞を
  攻めようとする前に、城の近くでのんびりキャンプ張ってたら、
  いつの間にか騎兵の反撃くらってアラゴン王ペドロ2世戦死。

 ・ブーヴィーヌ会戦(1214)…フランス王フィリップ2世が、
  ドイツ軍、イングランド軍、フランス叛乱貴族軍を各個撃破した戦い。
  まるで「銀河英雄伝説」で一番最初に描かれるアスターテ会戦みたい。

 ・ペイプス湖会戦(1242)…チュートン騎士団の重装騎士達が
  ロシア軍によって凍結したペイプス湖に誘き寄せられ、氷に落ちて溺死。
  エイゼンシュタインの映画「アレクサンドル・ネフスキー」でも描かれてる、
  って話だけどあいにく観たこと無いのです。DVDも安いし買ってみよっかな。

 ・ベネヴェント会戦(1266)…ホーヘンシュタウフェン朝マンフレーディと
  教皇に遣わされたシャルル・ダンジューのシチリア王位争奪戦。
  マンフレーディ軍のドイツ装甲騎士がいったん優位に立つも、
  脇の下は無防備だと悟られて逆転敗北。マンフレーディも戦死。

ミュレ会戦、ペイプス湖会戦がA4マップ、
ブーヴィーヌ会戦、ベネヴェント会戦が共通のA3マップを使います。
ペイプス湖会戦には「お池にはまってさあ大変ドボン」マーカーもあり。

4会戦ともシチュエーションが異なり、それぞれ趣があって面白そうです。
とりあえず「戦闘技術の歴史2 中世編」でも詳しく触れられていた、
ブーヴィーヌ会戦あたりから遊んでみたいかな。

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2009.10.28

VaeVictis誌26号「Poitiers 1356/Formigny 1450」

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フランスのウォーゲーム雑誌Vae Victis誌26号を購入。
お目当ては、付録ゲーム「Poitiers 1356/Formigny 1450」です。

その名の通り百年戦争のポワティエ会戦、フォルミニー会戦を扱った
中世の戦術級ゲームなのですが、実は本作を皮切りとして、
同一システム「Au fil de l'Epee」(英名By the Edge of the Sword)シリーズとして
VV誌、Canons en Cartonレーベルから総計30会戦が発表されてます。

※「Board Game GeekのAu fil de l'Epeeシリーズ一覧」

ゲームスケールは1ターン=30分、1ヘクス=200m、1戦力=100人。
各戦闘ユニットは、戦力・練度・移動力で、
指揮官ユニットは、指揮値、指揮範囲、移動力、指揮官ボーナスで表されます。

各ターン、両軍は2d6+指揮官ボーナス値でイニシアチブを奪い合い、
出目の差が大きければ、先に自軍の1指揮官を活性化したり、
そのターンのみ、相手の1指揮官の活性化を禁ずる事も可能です。
出目が同数なら、指揮値の低い指揮官から順に活性化し、
すべての指揮官が活性化を終えるとターン終了となります。

ユニットはVV誌らしく精細で、美々しい騎士の姿が燦然と描かれてます。
両会戦ともクォーターマップで、ユニットも20個程度ですし、
簡単に遊べる中世戦術級として重宝しそうな気がします。

そのうち「Men of Iron」のポワティエ会戦と遊び比べてみたいですね。
コンポーネント、システム的にはこちらに惹かれているのですが(笑)。

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2009.10.27

GMT社「Men of Iron」「C3i誌 22号 Agincourt」

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GMT社の中世戦術級ゲーム「Men of Iron」と、
同一システムの付録ゲームが付いた「C3i 22号」を購入しました。

「Men of Iron」は4年前に出版された当時、買いそびれ、
いつの間にかセール品として半額になってもまだ買わず、
来月TOM5で中世ミニチュアゲームに参加させていただく事になったので、
中世気分を盛り上げるために、ようやく購入した次第です。

ゲームスケールは1ヘクス=約100メートル、1ユニット=250名。
ターンと云う概念は無く、お互いのフォーメーションを活性化し合い、
連続活性化を試みたり、相手の手番に割り込んだりするシステム。
活性化したフォーメーションは、移動・射撃・ショック戦闘を行います。

各戦闘ユニットは、ショック戦闘DRM・移動力で、
指揮官ユニットは、活性化値・指揮範囲・移動力で表されます。
両軍は、脱落・除去されたユニットによって敗走値が累加され、
シナリオ規定の数値に達すれば敗北です。収録会戦は以下の6+1会戦。

 ・ファルカーク会戦(1298)…スコットランド独立戦争。イングランド長弓兵、活躍。
 ・コルトレイク会戦(1302)…別名「金拍車の戦い」。市民歩兵が騎士を破る。
 ・バノックバーン会戦(1314)…スコットランド独立戦争。イングランド軍大敗。
 ・クレシー会戦(1346)…百年戦争。ロングボウvsクロスボウ。
 ・ポワティエ会戦(1356)…百年戦争。エドワード黒太子の騎兵側面攻撃。
 ・ナヘラ会戦(1367)…カスティーリャ継承戦争。エドワード黒太子vsスペイン軍。

 ・アザンクール会戦(1415)…イングランド長弓隊vsフランス装甲騎士。

いずれの会戦もハーフマップで、ルールブックも正味10pですし、
ざっと遊んでみて、感触をつかんでみたいと思います。
いや待て、そういや箱を開けたらルールブックが2冊入っていて、
シナリオブックが入ってなかったんだ。そちらが届くまではしばらく放置・・・

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2009.10.25

「戦闘技術の歴史2 中世編 AD500-AD1500」

新刊「戦闘技術の歴史2 中世編 AD500-AD1500」も購入。
来月、TOM5で中世ミニチュア・ウォーゲームを遊ばせていただくので、
僕的には、ちょうど良いタイミングで出てくれました。

本書も「1巻 古代編」と同じく五章立て。
「歩兵」の章ではアジャンクール会戦やバノックバーン会戦、
「騎兵・戦車など」ではヘースティングス会戦、
「攻囲戦」では当然の如くコンスタンティノープル戦等を中心に、
戦闘のディティールを掘り下げて見せる造りになってます。

ギリシア、ローマの戦争が中心だった古代編と比べると、
イスラム教軍やモンゴル軍も登場し、よりワールドワイドな印象に。
装甲騎士や大砲、ハンドガンも登場して華々しい感じもするし、
TOM5までは、これ読んで中世気分を盛り上げようと思ってます。

さらに、今まであまり手を出さなかった中世ウォーゲームも、
この機会にまとめ買いしたので、後でいろいろ紹介記事書きますね。
TOM5までの一ヶ月、僕は「中世強化月間」なのです。

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2009.10.24

「戦闘技術の歴史1 古代編 3000BC-AD500」

去年、発売された時から買おう買おうと思っていた、
「戦闘技術の歴史1 古代編 3000BC-AD500」をようやく購入しました。

主にギリシア、ローマ時代の戦闘を採り上げ、
「歩兵」「騎兵・戦車など」「指揮・統率」「攻囲戦」「海戦」について、
それぞれどのような兵種、武具、戦術が用いられたか詳解した一冊です。

また各章要素が特徴を現した戦いにも焦点を当て、
包囲殲滅戦のお手本と言われるカンネー会戦についても、
本書では「騎兵・戦車など」が活躍した戦いとして紹介されてます。

他の戦史書であればハンニバルの作戦能力の高さを謳うところですが、
本書ではヒスパニアやケルト騎兵の馬術の巧みさ、優れた馬具について多く触れ、
会戦を大局的に見るより、戦術的ディティールを追究した造りになってます。

たとえば古代戦術級ウォーゲームGreat Battles of Historyシリーズでも
戦象やファランクスには良好な戦闘修整が与えられてますが、
なぜそのような修整が付されたのか、事細かに教えてくれる一冊だと思います。

続刊として「中世編」「近代編」「ナポレオンの時代編」「東洋編」も出版予定で、
原書シリーズではさらに「海戦編」「植民地時代編」もある模様。
一年に一冊でもいいので、是非続けていただきたいシリーズです。

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