来週のTOM5に向けて中世気分を高めようと、
スミソニアン戦史シリーズ「The Renaissance at War」を購入しました。
これ東洋書林から翻訳が出ている「図説 古代ギリシアの戦い」
「図説 古代ローマの戦い」と同じシリーズだそうで、
もし邦題を付けるなら「図説 中世ルネッサンスの戦い」になるのかな。
扱うのは1450年から1610年頃までで、日本の戦国時代とまるかぶり。
カンブレー同盟戦争だのユグノー戦争だの80年戦争だの、
いずれも日本語で読める書籍が少なく、ウォーゲームも限られてますが、
ミニチュアゲームの世界では人気ジャンルなんでしょうね。
前半は兵科の解説で、第一章「The New Fury」で火砲と攻囲戦を、
第二章「The New Legions」で歩兵と火燧銃、輜重隊を、
第三章「The New Caesars」では騎士とピストルを採り上げています。
特に火砲の開発過程、射程距離などの性能も詳しく紹介され、
砲兵隊が携行した装備(釘やストーブ、ショベル)の数も列挙されてます。
後半は、ルネッサンス期戦役の解説で、
第四章「Cross versus Crescent」は、キリスト教vsイスラム教を軸として
ロードス島やマルタ島の攻囲戦、アルカサルキビル会戦を図解。
第五章「Duelling Kings」は、ハプスブルグ家とヴァロア家の戦争が主で、
カンブレー同盟戦争ラヴェンナ会戦、イタリア戦争パヴィア会戦を図解。
第六章「Faith versus Faith」は、フランス宗教戦争/ユグノー戦争や、
80年戦争/ネーデルランド独立戦争を扱い、アントワープ攻囲戦を図解。
とにかくカラー図版が多いので、僕のような洋書初心者にも読みやすいです。
その分、突っ込みは浅く、文章量は物足りないかもですが、
ルネッサンス期の戦争をざっと俯瞰したい方にはオススメです。
ちなみにTOM5で行うフォルノヴォ会戦の記述はちょっとですが、
そちらについては、また別に一冊買ったので届いたら紹介いたします。